H様邸葺き替え工事
このお宅は新築時、旦那さんが長持ちさせようと使用する瓦桟を防腐剤に漬け込み、乾かし打ち付けたとか?
どうなって?こうなったか?科学的なことは私には解らないが鉄釘がとろける様に腐り瓦桟がズレ瓦もズレ手の着けようが無い状態に!
葺き替え工事になりました
こんなに素敵な足場を組んで頂きました、有りがたいことです
(これなら作業しやすいし安心して工事に入れます)
足場を組むにも瓦がずれて大変だった様です
瓦の解体工事は解体業者さんに依頼!そっくり剥がして頂きました
応援の職人さん頼むと保険入ったりいろいろ経費が掛かります
金額的には解体屋さんの方が掛かるけど、安心です
私は剥がした後のシート掛け!!(それも又大変なんだけど!)
4トンダンプに直接投げ入れていました、慌ててシート張り(雨戸壊したら大変!)鬼瓦は持って帰る!と大事に下ろしていましたよ
瓦上げ機で下ろすかと?思って、上げ機組んだのに「そんな物使っていたら終わらないよ」だって!
今までこんなに楽な(私が)解体工事したこと無い!
邪魔に成らないように写真撮影だけ!(剥がした後が大変なんだけど?シート張りが待っている)
かろうじてずれて居ない瓦桟もこの頭の無い釘で、じーっと耐えていた
右画像!野地板を止めた鉄釘は、まだまだしっかりしてるのに!!
シート張る前に、この釘打ち付けないと穴だらけに成ってしまう!
解体屋さんアッという間に剥がしてしまって、シート養生も日が暮れる前に終わってしまった!
何とラッキーな一日でした(雨にも降られず)、これからも葺き替え工事は解体屋さんに頼もう瓦剥がし!
勿論仕様書通りのアスファルトルーフィングとゴムアスファルトルーフィングの二重張り
止め付けは最小限(雨漏り防止)の為、風に煽られてしまう、すかさず!きずり工事も同時進行
きずりの脇はシリコン系の接着剤で防水!!
きずりの上に瓦桟を打ち付けるので、これで防水は万全だ~
瓦桟打ち工事
使用釘は瓦桟が厚いので(八丈島仕様の1寸の1寸3分)ステンレススクリュウ釘90mm
軒瓦は仕様書通り3カ所止め
平瓦は全数51mmステンレスビス止め(仕様書通り)
箕の甲掛け瓦工事(三州深見焼き昭和瓦使用)
実は私、勉強不足で未だに本掛け瓦を施工した事が無い!
死ぬまでの夢は本掛け瓦の施工、街場の瓦工事業者には縁が無い?
(技術的な事もさることながら予算的にも手が出ない)
止め付けは画像の様に4カ所止め
面戸瓦を付けてみた!(漆喰仕上げよりも長持ちしそう)
いよいよ鬼瓦の据え付け準備!鬼台を据え付け!
一人では屋根の上で組むにはリスクが多すぎるので!
地上で鬼合わせに鬼組!8寸影盛りなら何とか一人で据えられるかも?(腰にはすごい負担だけれど9寸では絶対無理なだけに8寸なら?)
収まった~
危なく転けるとこだった(ここで転けたら大変と?踏ん張る!踏ん張る!火事場のそこ力?)
換気口工事忘れていたよ??
急遽瓦を剥がし通気口を空け(瓦桟の厚みを利用して手作りの換気口です、八丈島で施工したやり方で!)
鉄筋にさび止めを塗ってみた!鉄筋を切ったり曲げたり(鉄筋組の下ごしらえ)
鉄筋組、楽しくて!楽しくて!
(普段は1本、2本入れるだけ、何段積んで、幅はこれくらいで、鉄筋の高さはこれくらいで、考えている時間が何とも楽しい)
続く
棟積み工事は次にご期待!!
(有)佐藤瓦店: 柏市を中心に伊豆諸島の八丈島で屋根瓦工事をしています台風の通り道
八丈島での工事のノウハウを柏市周辺で反映どうぞ当店の工事内容をご覧下さい。